貧乏②

ゼニのないやつは俺んとここい。

俺もないけど心配するな。

見ろよ青い空白い雲

そのうちなんとかなるだろさ。

まさに昭和の時代を歌っている。戦争で財産を失ってみんな貧乏。でも、毎年給料もあがるし、欲しい物は少しづつ整ってきている。来年は今年よりいいだろう。そんな時代だった。それでも多分格差があっただろうけどちょっと前は今日食べるものを心配していたけど今はしてないよ。そんな楽天的な気分が満ちていた。

その後バブルがきてジャパンアズNO1とかいって浮かれて、クリスマスデートに高級レストランを予約したりするのが普通になった。飲んだ帰りはタクシーそんな事が新入社員でもできた時代。

そして今はなにもできない。お昼はワンコイン、タクシーなんてもう病院に誰かを送っていくときぐらい。

今はそんな時代。格差はこれからもどんどん広がっていく。

しかし、貧乏から脱出しようとして悪あがきをして余計に落ちていっている人が多いような気がする。FXをやって破産したり株でやられたりするのもそうだけど、普通に無理して家なんか買うというのもその一つのような気がする。もっとはっきり言えばたいして頭の良くない子をお金もないのに大学に行かせるために塾に通わせる。挙げ句の果てにブラック企業で就職して鬱になるというのもあるよ。

貧乏から脱出なんて考えないでそこそこ楽しみながら生きていくのがいいと思う。変な希望や世間体かられて上を向くとろくなことがない。

日本人には難しいけどムヒカ大統領の言葉を味わってほしい。

貧しい人はとは、何もない人ではなく、欲しがる人のことを言うのです。

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