民主主義

民主主義は公正な選挙でなりたっている。それで十分だと言えるだろうか?

人の本音は本当に愚かで残酷なものだと思う。第一次大戦後のドイツでナチスが選挙で選ばれたのを見ればわかる。今日生きるのが精一杯の国や宗教、人種の対立が激しい国では公正な選挙なんて無理で大抵は独裁政権である。

元はちゃんと選挙していた国でもベネズエラみたいに国会から立法権を取り上げてしまった国もある。これは石油の価格が下がって国民の生活が苦しくなって自暴自棄になってしまっているからでしょう。

タイも民主主義ができないでいる。農村部と都市部の格差の大きいためで農村部では識字率も低いし所得も全然違う。

アメリカもへんな大統領を選んでしまった。下層に転落した白人が本音で投票してこうなった。こう言う現象はヨーロッパでも起こってきている。

文明国家である為には人の本音に従って行動するととんでもない所に行ってしまう。国民が本音出なくて知性で行動出来るように生活の基盤を守る事は選挙で選ばれた議員の義務のはず。そう言う日本も危ういリーダーを担いでいる。北朝鮮の事を必要以上の危機感を煽ったり憲法改正の根拠を自衛隊の家族が可哀想であるなんて言うのはその一つである。

かつて古代ギリシアが滅んだ後デモクラシーという言葉17世紀まで衆愚政治という意味で使われていた。孫の世代にそうなってしまわない事を願うばかりです。

清き一票は本音出なくて知性で決定して選挙に行って欲しい。

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