相場

株式市場は半年先をよんで動くと言うがどうもそうでもないようである。

株式市場が正常化バイアスにかかっているのはリーマンショックの1年前に似ているような気がする。

①インフレはFOMCが金利を上げてもおさまらないと思う。今回のインフレが供給不足が原因だから、そこが治らないと前年比5%とか言うようなインフレは治らない。日本は構造的に金利を上げる事が難しい。住宅ローンを抱えている個人にモロに負担が増えるような施策は取れない。と言う事は円安になる。1ドル150円になっても不思議ない、ただしその時はインフレは7%だね。0金利とデフレでこの20年経営者は大丈夫かな?今やる事は1%の金利で金を借りて投資をする事だよ。ウクライナが落ち着いたらヨーロッパとロシアで買えるものはどんどん買うんだね。BPが投げ出した石油の権益なんて美味しいはず。中国が狙っているけど負けずにここは勝負だよ三井物産。

②ウクライナが停戦するなんて有り得ない幻想。キエフが完全に廃墟になるかプーチンが心筋梗塞で突然死なない限りないね。経済的にみればプーチンのやった事は21世紀最大の愚行だけど、全てが経済的な判断で行動されるわけではない。マウンティングの情念なんて面倒くさいものもある。一ついい事は習近平にはよい教訓を与えられたかな。

③ヨーロッパの疲弊というのが今一つ伝わってこないけどロシア市場とウクライナ市場を失うというのは大きいと思う。ポーランドのトラック運転手の3割はウクライナ人でその半分がウクライナに戻っているそうな。これで物流が止まるね、こういう事が色々起こりそう。まだよくわかりませんが。

④ついに中国にコロナが広まる。0コロナ対策をとっている習近平はどうするだろう。統計数値を誤魔化してもコロナは容赦ない。秋にある共産党大会で終身書記長になろうとしているのに、人生うまくいきません。しかしこの影響は大きい。

そういうわけで日経は秋には20000円割れるんじゃないかな。ウクライナ紛争前26500前後で止まると思っていくらか買い増したけど、まだドラマの先がありそうで楽しませていただきます。お金が増えても減ってもだんだんどうでも良くなってきた老人ですから。

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