旅行の目的の一つは散歩である。
もちろん街歩きも好きだけど、散歩としての美術館や博物館に行くのも好きである。日本の美術館はだいたい混んでいてのんびり自由に歩き回るというのは難しいよね。海外の美術館はだいたい広くて朝1番に行けばゆっくり見て回れる。その上空調も完備しているし、疲れたら立派な椅子もある。WIFIも飛んでいて便利である。
そういう時見てつまらないのは18世紀前の肖像画である。技法的には色々あるんだろうけど、だいたいお金持ちか貴族が画家にお金を払って立派に見えたり、美人に見える様に描かせているのが多い。まあ、写真の代わりにリビングに飾ってうちの先祖は偉いと自慢する装飾する為の道具だね。
ところがゴッホの時代になると郵便配達人の肖像画が出てくる。生き生きとそこに人が描かれている様に思う。ピカソの人物画もいい。抽象画だからそこにいる人の感情を描いている様に思う。怒り、子供への愛、悲しみ色々な人の感情が伝わってくる。泣く女という絵を見ていると男に捨てられて号泣している、でもちょっと演技臭く相手に媚びてるんじゃないかな?
現代美術になると人の本質をえぐり出そうとしている作品に出会う。もう側で見ているだけで気が滅入る。でも、見ずにはいられない強い力が溢れていたりする。夜夢に出てきちゃうよ。