ドイツ雑感(針の穴から)

ドイツは合理主義の国であるというのは本当に実感した。そして実に良く働く、移民の人も良く働く。日本人はダラダラ良く働くけど、ちゃっちゃかよく働いている。イタリア人の倍は働いてるね。

私らが泊まる3星4星クラスのホテルでは他の国ではどっか部屋の不具合がある。例えばトイレの便器のふたがグラグラしてるとか、水道の蛇口のラベルが剥がれてるとか、ロッカーのドアの締まり具合が悪いとかなんとかなるけど、ちょっとイラっとする不具合がある。でも、ここドイツではそんな事はない。完璧です。乗り物から写真を撮る連れ合いは他の国ではガラスが汚れていて撮れないと言ってるけどここではバスも電車も船もピカピカです。掃除好きだね。

イギリスの芝生は異常に綺麗だけど(多分1本1本雑草を抜いているのだけど)ドイツはそれは日本程度ですよ。

カードが意外と使えない。パブでもバルでも屋根付きの店ならほとんどカードが使えるのにどうもドイツでは現金主義みたい。これも日本程度かな。近所の床屋や焼き鳥屋でカードで払う人がいないようにビアーガーデンでは現金支払い。カードが使えると言われてVISAを出したらそれはダメと言われたのには驚いた。これも合理主義でカード会社に儲けさせる事はないということかな。もちろん、ホテルや洋服屋なんてのはカード使えるけどね。

イタリアに行くと公園で爺さんが集まってなんだか遊んでたり、パリではペタンクして盛り上がっていたりするけどドイツでは老人が集まって遊んでない。昼酒族も多くないみたい。

ダハウの収容所に行った後感じたんだけど、ナチスを支持してしまったトラウマというのが結構あるような気がする 。人は本質的にはレイシズムで喜んで他のグループを意味なく攻撃してしまう存在という事を知っていて、そういう事を抑えるのは知性を働かせて抑制する事が大事、それが骨身にしみてんじゃないかな。そんな教育もしてる気がする。

という様にほめながらも私は緩いラテンが好きだな。今日からはフランスです。

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