労働

ラテンの国から見るとなぜ日本みたいな文明国にブラック企業みたいななものがあるのかきっと考えられないと思うし、ドイツから見ればそんな事をやって企業が存続する事が不思議だと思っているだろう。

これは労働は崇高だという日本人の中にあるほとんど宗教みたいなものから発しているんだろうね。もちろん仕事は大事だけど絶対的なものではなくて相対的ななものだと思っていないからだろう。まあ、宗教です。

もうすぐ定年なんて言う人がフェイスブックに定年後どうするなんて言う書き込みをみているとそれなりに知性的な人まで働く事に言及している。生活が困るわけでもないのに。

そんなに労働が好きなのに半導体分野もIT分野も海外企業にもっていかれている。今や電気自動車の先進国というのはどうやら無理らしい。こういう事はそういう人達にとってどういう事なんだろうね。

きっと仕事の成果をあげることが目標ではなくて仕事を一生懸命やる事が仕事の意味なんだろう。そう思うとコンビニの経営者が本部に7割ぐらい利益をもっていかれても夜も寝ずに働く理由もわかる。その上実際は店員のアルバイト時給と変わらないらしい。

定年してサラリーマンが起業するなんてよほど利権でもなければ株の投資で退職金をなくすのと変わりないよ。気の毒に思います。

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