ギリシャ人の物語II

塩野七生さんの本は結構読んでいる。全部図書館で借りているので手元には残っていないけど心には残っている。アレキサンダー大王の話は本屋にはでているけど図書館に来るのは少し先だね。それも予約して読みたい。

今回は衆愚政治について明確に表現されていた。

民主主義で投票して代表を決めるというやり方は変わらない。主権在民である。市民は変わらない。

民主政でも衆愚政でも、リーダーは存在する。ただし、性質は違う。

民主政のリーダー          民衆に自信を持たせる事ができる人。

衆愚政のリーダー          民衆が心の奥底に持っている漠とした将来への不安を煽るのが上手な人 。前者が「誘導する人」後者は「煽動する人」前者はプラス面に光を当てながらリードして行くタイプだが、後者はマイナス面をあばきだす事で不安を煽るタイプのリーダーになる。

てな事が書いてあった。今やもう明らかに衆愚だね。マスコミも不安を煽るのが大好き。アベちゃんは国難突破選挙とか言ってるしね。それに乗ってしまうのは人間としては仕方ないのかもしれない。こういう事でギリシャはたった25年くらいで全てを失ってしまうというお話でした。相場に浮かれていると痛い目にあうかもね。

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