平成という時代①

先日息子がNEC、富士通を終わった会社だと言っていた。実際IT企業なんてものではなくて政府から仕事をもらって下請けに流して口銭を抜くというだけの企業だと言っていた。

確かにNECのホームページを見ても認証システムと海底ケーブルぐらいしかピンとこない。早い話が直接消費者に売るものはなくなったという事である。

かつて私が勤めていた広告代理店ではNとFといって売上げの二大スポンサーだった。

ファクスからPC98シリーズとかBIGLOBEとか折り畳み携帯とか色々作っていて広告ネタはいくらでもあった。売り上げも5兆円を超えて経団連の会長を狙うという鼻息だった。

そういう製品はもう日本の他のメーカーでもすでに使ってない。ソニーが少し携帯を作っているらしいけど世界的に見て価値ある存在でない。当時は半導体もNECも作っていて、産業のコメとか言って自慢していたのを覚えている。

そんなもので威張れたのは2005ぐらいまででないかな。

未だにものづくり立国とか言っている人がいる。もう郷愁としか思えない。今日本に残って世界と競走できるのは車と部品しかないようである。

そんなものが盛り上がって、なくなったのが平成だった

コメントを残す