平成という時代⑤

昭和は農業からブルーカラーの仕事に人が移っていった時代。連れ合いの親戚も農業をやりながら日立製作所で働いていたという。東北からの中学生が集団就職して金の卵とか言われた時代だった。

平成は個人商店からスーパーに本格的に移動していった時代。近所の肉屋は爺さんがなくなった後廃業した。近くにはまともな魚屋はない。買うとしたら最近鮮魚にチカラを入れているオオゼキ。豆腐屋はある。しかし、後継はいないだろうそう思うと後10年。まあなんとか生きているうちはなんとかなるけどね。

飲食店はチェーン店が増えた様な気がする。しかし、デフレの時代で売りは価格訴求がメインだった。一時マックが60円なんてのがあったのが思い出される。

今のところチェーン店は安かろうだけが売りなので味で勝負している個人経営の飲食店は残っている。それに自分で自営したいという人も後をたたない。神楽坂に通っている連れ合いが新しくできた店を評価して次来る時はないかなと言ってる。

この間久しぶりに銀行に行ってきた。窓口に並んでいる人がいない、窓口担当もいない。入り口で順番券を取っていたらやっと人が出てきた。定期預金の金利表を見ていたら10年でも1年でも0.01%だって。1億円入れて年間1万円だそうです。窓口の担当も勧めないよ。投信を勧めたけど最初に手数料が3%取るんだって、それ聞いて笑ったら話が済んだ。もう銀行は個人に向かってやるのは住宅ローンぐらいでやる事がない。

次の時代はホワイトカラーの仕事がなくなると思う。経理とか総務とか事務的な事はAIがやってくれる。残るのはクリェイテブな仕事、人の温かみが必要な仕事、人手の方が機械より安く出来る仕事。薬剤師、計理士、司法書士、そんなのは法律が変われば直ぐになくなる。医者もきっとこんなにはいらない。看護師、歯科衛生士は患者の気持ちに寄り添う事があるので残る。同じ仕事をコツコツ真面目にやってそこそこ給料をもらっているという様な仕事はなくなる。

さて私の孫達の世代が就職する時はどうなっているんだろうね。インフルエンサーなんていうのが職業として認知されるんだろうな。

コメントを残す