ジムで聞いた話

お金持ちの爺さん(多分同年齢)から聞いた話

銀座の行きつけの寿司屋の親父がボケたらしい。年は69歳だそうである。バブルの頃に本店を開業して、銀座に3軒店を持っていたという。

この半年ぐらい前に一軒の店長が辞めたのでそこは閉店したという話は聞いていた。所が今月本店でも職人が辞めていくらしい。ちょっと頑固な職人気質なオヤジだったので揉め事でもあったのかなと思っていた。

先週行って見たら注文した寿司が出てこない、コースの料理も出てこない。文句を言うとキレている。親しい職人に聞くと最近こういう風らしい。

明らかに認知症である。所が誰もオヤジに言えない、言った店長は30年勤めていたけど辞めていった。銀座の寿司屋は座っていくらだから食べたものと料金はパラレでないので気付きにくい。しかし、ついに注文したものが出てこなくなったという。体は元気だし、寿司の握りも今のところちゃんとしている。

潰れるまで気がつかないだろう。認知症というのは風邪と違って自分では自覚症状がないからね。

コメントを残す