着いてすぐ近所のスーパーに行ってヨーグルトと卵でも買おうと思って探してもない。あるのはハバナクラブのラムだけ。パンも一種類しかない。なんか配給所見たいなところに豚肉が並べてあったり、ちょっとダメそうな野菜が山になっているだけ。これって私が生まれた昭和でももっと色々あったよ。
HISで市内ツアーの予約した時聞いた話では牛が国家管理というくらい少ない。したがって牛乳が街にないそうである、だからバターもヨーグルトもないそうである。時々粉ミルクから作ったヨーグルトがあるけどすごく不味いそうである。その人が週に2〜3回は食べるという地元の人が行くレストランに行ったらこれがまずい。嫌々豚肉が硬くてナイフできれないくらい、味もぼんやりして食べられない。これで完全に吹っ切れた、観光客向けのレストランしかない。部屋でもってきたものを全部食べよう。バターとベーコン、パンはニューヨークから持って来ていた。オニオングラタンスープもある。(これを読んでハバナに来る人に言いたい。5つ星のホテルに泊まるから大丈夫なんて思わないで最低バターは持って来た方がいいよ)観光客向けのレストランが美味しいかといえばそんなことはない。なんとかなる程度。最後の日行ったレストランはまあまあだった。シチューだからね。
WiFiは国が管理していてIDを出して買うようになっている。いつでもどこでも繋がるIクラウド暮らしには不便きわまりない。もちろんSIMなんてものはない10年前に行ったオーストラリアも図書館でWiFiをつないだ。お陰で相場は静観しかなかったのが良かったらしい。
旧市街のあちこちに廃虚ビルがある。国会議事堂の前にもある。1800年代に建てられたスペイン風の建物がそのまま廃虚になっていたり、もうすぐ廃虚になりそうなのが多い。立派な高層ビルはない。元高級ホテルだったところを革命後庶民の住宅に分け与えたようで、今またそれをホテルに改築するというけどいつのことやら。玄関だけは面影が残っている。