ハバナ総集編(後半)

現代絵画ではないけどいいと思う。

WiFiのカードを買おうと思うと行列、銀行に振り込みしようと思ったらまた行列、新しいシャンプーが配給になればそれも行列、卵も肉もおんなじだと思う。それでもみんなにこやかに並んでる。ラテンの気質という事もあるだろうけどゆったりしている。多分1日のうち2時間くらい並んでるんじゃないかな?仕事はどうなってるのか心配。

物価は地元の人の暮らし基準だと日本の5分の一、いや医療費、教育費が無料だから10分の1ぐらいかもしれない。タクシーだけが東京の並みに高い(タクシーの運転手の月収は医者の月収より上らしい)それでやたらと走ってる。まあ観光が一番の産業だからね。

現地の日本語ガイドの人と話していて感じるのはカストロに対して尊敬しているという事。特にプロパガンダという風でなく彼の子供の事を偶然聞いたら誰も知らないと言ってた。ゲバラにも子供がいるけど10年くらい前に一度TVに出たけどそれ以外は聞いた事がない。カストロの弟も政治のトップにいるけどと聞いたらもうすぐ完全に引退する。身内が引き継ぐなんてのはないらしい。日本の2世議員とは違う。

ゲバラのモニュメントはあちこちにあるけどカストロのはないのかと聞いたらそういうものは作るなというのが遺言だったらしい。偉いもだね。

アートの水準が高い。現代美術館も素晴らしいし、夜8時から開館するアートのカルチャーセンターも面白い。教会でやっていたクラシックのレベルも高いと連れ合いが言っていた。ジャズもニューヨークとはちょっと違う方向に進んでいるけど内容は素晴らしい。世界レベルは間違いない。

はてさて観光客は何をすればいいのかといえばアートを楽しんでダイキリを呑む。私らは随分呑んだ、味も店によって色々あるけど暑い中氷のダイキリも美味しいし、夜ちょっとゆっくり味合うのもいい。

観光客の国別で1位はカナダ、2位はロシアだそうです。寒いところで震えているなら行ってみるかはよくわかる。ニューヨークからほんの3時間、トランプさん亡命キューバ人(お金持ちでキューバに制裁をかけたがっている人)の票ばかり気にしないで心開いたら!

まあ無理ですかね、もう少しインフラが整ってキューバの人が便利になればと思うばかりです。

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