住んでいると上階にいる人が窓からゴミを下に捨てている。ひょっとすると尿も捨てている様な気がする。それをその住人に注意してほしいと管理会社の老人に頼んだら自分らでやってと断られたという話。
まあ要求は当然だと思うけど、そんな難しい事を時給1000円ぐらいで働いている老人がやらないのは当然かもしれない。なんかきっと正社員の管理職に注意されるけどそれ以上言われたらやめるよ。やるとしたらそこの正社員だろうけどそんなことまで手がまわらないのが予想される。結局適当に誤魔化して終わりになるでしょう。
でもここには実は大きな問題が隠されている。昭和の社員はそれなりに自分の仕事に責任を持っているのが当たり前。ひょっとして会社の責任なことまで自分のことの様に一生懸命やった。時には全くの一般社員なのに会社の経営方針はおかしいなんて言って呑んでいた。私も55歳ぐらいまでそうだった。
きっと60歳過ぎているその爺さんもちょっと前まではそういう人だったと思う。そんな事で日本の会社組織はまわっていた。そんな時代は終わった。後5年もすれば共同体意識なんて家族の間ぐらいしか残らない気がする。
きっと証拠写真をつけて司法に手助けしてもらって上階の住人に退去を命令してもらうという方向ですね。でもそれが寝たきりの老人をホームレスにする事になれば判断は苦しい。