最後の3日はアゴダでホテルをとった。アゴダの4つ星だからたいした事はない。場所は大聖堂まで歩いて5〜6分という中心街。実はこれがこの街の不思議な所。
1番の古い中心街だけど街が歪んでいる。下にアステカの城が沈んでいる。乱暴なスペイン征服者がアステカの城を壊してその上に大聖堂を建てたり行政の中心を作ったので今さらどうにもならないらしい。もちろん高層ビルなんてない。観光客は集まっているけどとてもオシャレな街ではない。東京で言えば上野御徒町アメ横の感じかな。ホテルの隣が公園でそこには露店の店がいっぱいあるけどどう見てもゴミみたいなものばかり。全く白人はいなくて現地メキシコ人しかいない。屋台の横でまだ7〜8歳の子供が働いている。
メキシコの本当の支配者はスペインから来た征服者の数家族16世紀からいるという。そういう1%未満の人が実はこの国を統治しているという。それは極端に高い教育費と無料の極端に低い教育制度を基本につくってあるらしい。だからその辺の店員では英語できないんだね。
最終日メキシコシティで1番高いスーパーに買い物に行った。そこは明治屋みたいな輸入商品がいっぱいあるような店。まあロンドンから輸入された一つ1万円ぐらいの紅茶が売っている店。暇なのでその辺をぶらぶらしていると目の青い人がいっぱい歩いている。店でも私の英語が通じる。子供の手を引いているママの着ているものが違う。実際メキシコ人の見た目はよろしくない。ちびデブで女性で薄着だと腹が出ている。しかし、サユリタの空港で家族連れがフライトを待っていた。冷房利きすぎで寒い。家族四人が大きなタオルケットで包まって床に寝ている。眉をひそめる人もいるだろうけど。地下鉄に乗っていて男性は40過ぎ女性も30過ぎ男性だけ座れて女性が座れなかった、そしたら男性の膝の上に女性を座らせていた。なんだか嬉しそうで周りの席が空いてもまだ膝の上だった。どうなのこの簡単な人目気にせず仲良くできるって。夫婦とか家族とかが元気で仲良ければ今以上の暮らしいらないというシンプルな暮らし。ちょっと考えてみる必要ありませんか?針の穴から覗いた天上の話でした。